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無頓着の意味と読み方は?類義・対義語・英語表記や無関心の違いも!

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先日、女友達から「誕生日とかに無頓着な人ってどう思う?」とメールが来ました。

“無頓着”の意味があいまいで「うーん別にいいんじゃない?」なんて返信してしまいましたが、後からちょっと心配になってきました。

そこで、今回は“無頓着”について調べてみたいと思います!

無頓着の意味と読み方は?

まずは、無頓着の意味について調べていきます。

【無頓着】むとんじゃく/むとんちゃく

  • 気にしないこと。物事にこだわらないこと。また、そのさま。むとんじゃく。(三省堂『大辞林 第三版』)
  • 《「むとんちゃく」とも》少しも気にかけないこと。また、そのさま。(小学館『デジタル大辞泉』)
  • 物事を気にかけないで平気なこと。=むとんちゃく。(ベネッセコーポレーション『ベネッセ国語辞典 電子特別編集版』)

とありました。

“無頓着”は「むとんちゃく」とも「むとんじゃく」とも読むんですね!

そして、意味合いは、ざっくりと、気にしないでいて平気なことととらえればよさそうですね!

無頓着の類義語は?無関心とのの違いも!

無頓着の類義語は?

無頓着の類義語にはどんなものがるのでしょうか?

辞書で調べるとこのようになります。

  • 配慮がない
  • デリカシーに欠けた
  • お構いなしの
  • 無神経の
  • デリカシーの無い
  • 考え無しの
    (Weblioシソーラスより引用)

やはりどれも気にしないといった意味で、少しネガティブな印象がある言葉になるようです。

無頓着と無関心の違いは?

さて、“無頓着”と似た言葉に、“無関心”がありますよね。ではこの二つの言葉は、どのように違うのでしょうか

角川学芸出版『類語国語辞典』の【無頓着】の項の注釈には、

「むとんじゃく」は、物事への執着の度合いが薄いこと。「無関心」は、初めからその対象へ心が向かないこと。

とありました。

また、三省堂『大辞林 第三版』【無頓着】には

類義の語に「無関心」があるが、「無関心」はその物事には何の興味も示さない意を表す。それに対して「無頓着」は細かいことなど気にかけず、物事にこだわらない意を表す。 

との解説があります。

ざっくりと

【無関心】

まったく関心がない、興味がない

【無頓着】

こだわりがない

と使い分けることができますね。

ただ、これだけだとちょっと差が微妙でわかりにくかったので、それぞれの具体的な使い方を見てみたいと思います。

【無頓着】

  • 服装には無頓着な人。
  • 成績などに全く無頓着だ。
  • 世辞などに全く無頓着だ。(以上三例 角川学芸出版『類語国語辞典』より)
  • 身なりにはまったく無頓着だ (ベネッセコーポレーション『ベネッセ国語辞典 電子特別編集版』)
  • 服装には無頓着だ(三省堂『大辞林 第三版』)

【無関心】

  • その事件に無関心を装う。
  • 選挙には無関心だ。
  • 子供の教育には無関心だ。
    (以上三例 角川学芸出版『類語国語辞典』より)

これらの例を見てきて、【無頓着】は自分自身や身近なもので、自分の影響力が及ぶものに関して使うことが多く、【無関心】は幅広い事象に対して使うことができるという違いもある言えることができるますね

具体的には、

  • 「服装には無頓着だ」→“自分自身の身なりにこだわらない”という意味。
  • 「服装には無関心だ」→“自分自身の身なりに関心がない”もしくは“他人の服装に関心がない”という両方の意味でとらえられる。

また、

  • 「政治には無頓着だ」→あまり一般的でない表現。使うとしたら、「国王なのに・・・」「政治家の家系なのに・・・」といった特別な状況の人に対して用いる。
  • 「政治には無関心だ」→広く、どんな人に対しても使える表現。

というような違いがあることがわかりました。

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無頓着の対義語は?

では、次に“無頓着”の対義語について考えてみたいと思います。

まず初めに考えつくのは、無頓着から否定の意味の”無”を取った【頓着】ですよね。

他にも反対の表現として、

無頓着の対義語

  • 気に掛ける
  • こだわる
    (角川学芸出版『類語国語辞典』“無頓着”意味説明より)

といった表現もあげることができます。

無頓着の英語表記は?

無頓着は英語ではどのように表現すればよいのでしょうか?

研究社 『新和英中辞典』をみてみると、

  • be indifferent 《to》
  • be unconcerned 《about》
  • be nonchalant
  • be careless 《about, of》

といった表現がありました。

ちなみに、【indifferent】には、「頓着しない」という意味の他に、「可もなく不可もなく」という意味もあります。また、【unconcerned】は「関心がある」という意味の【concerned】に否定の【un】をつけた言葉です。

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無頓着の語源は?

“無頓着”の語源について考えてみたいと思います。

ぱっと見で、

【無】(否定の意味)+【頓着】→【無頓着】

となっていることは何となくわかりますよね。

ただ、そもそも【頓着】ってあんまり耳馴染みのない言葉で、意味もいまいちわかりません。

なので、【頓着】の意味についても調べてみたいと思います。

【頓着】とんちゃく/とんじゃく

  • 心に掛けること。気にすること。気を遣うこと。(角川学芸出版『類語国語辞典』より)   
  • 深く気にかけてこだわること。執着すること。(小学館『デジタル大辞泉』)
  • 深く心にかけること。気にすること。懸念。心配。(三省堂『大辞林 第三版』)

といった意味があげられるようです。

“頓着”は「とっても気にすること」「気を遣うこと」という意味の中に、やや執着のニュアンスがある言葉なのかなとおもいました。

無頓着な人はどんな人?

では最後に、一番初めに私が気になっていた「無頓着な人」とはどんな人なのか考えてみます。

ズバリ、「誕生日とかに無頓着な人って・・・」というのは、彼女の誕生日を忘れちゃったり、お祝いをしなかったり、という人・・・というか、たぶん彼氏のことなんですね!

彼女はそんな彼氏にちょっと不満があって、私に愚痴りたかったんだと思います。私の返信、完全に見当違いでした!

いやはやしかし、他人事じゃありません。自分も「無頓着な人」と言われないように、気を付けたいと思います!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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